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保護継電器点検サービス

なぜ、保護継電器の点検が必要なのか

電気設備における保護協調※において、保護継電器の役割は重要です。保護継電器が適切に動作することで、事故時の被害を最小限に抑え、停電範囲を局所化できますが、保護継電器の点検を怠った場合、次のようなリスクがあります。

・継電器の不動作による火災事故
・誤動作による不要な停電
・設備の重大損傷
・法的責任の発生

※「保護協調」とは、電力系統で事故(短絡・地絡など)が起きた際に、事故が起きた回路だけを最小限の範囲で遮断し、他の正常な回路への影響(停電)を最小限に抑えるため、複数の保護装置(ブレーカー、リレーなど)の動作時間や電流設定を互いに調整(協調)することです。これにより、機器の損傷を防ぎつつ、安定した電力供給(給電信頼性)を維持します。

このため、保護継電器の点検は法的に義務付けられており、事故防止・設備保護・人身安全のために必須です。

電気事業法・電気設備技術基準

・電気設備技術基準の解釈第17条や第33~37条において、過電流・地絡・異常電圧などに対する保護対策が規定されています。
・保護継電器はこれらの基準に基づき設置され、定期的な動作特性試験や遮断器との連動試験が義務付けられています。

主任技術者制度の運用内規

・年次点検の項目として、保護継電器の動作特性試験および遮断器との連動試験が正常であることを確認することが明記されています。
・原則として年1回以上の停電点検が必要で、信頼性が高い機器に限り3年に1回まで延伸可能とされています。

継電器不動作による波及事故とは

保護継電器や補助継電器の不動作により、遮断器が動作しない場合、設備故障による製造の遅れや生産ができなくなるなど、自社の逸失利益が拡大する恐れがあります。
こうした波及事故を防ぐためには、定期的な点検と動作確認が不可欠です。

点検対象

OCR(過電流継電器)

電路の短絡及び過負荷保護を目的とする過電流継電器で、設定値以上の電流が流れた際に動作します。瞬時要素と限時要素の両方を試験し、動作時間と動作電流値を確認します。(JIS C 4602)

GR・DGR(地絡継電器/方向性地絡継電器)

零相変流器又は零相電圧検出装置と継電器との組合せから成るデジタル形地絡継電装置地絡事故を検出する継電器です。地絡電流や零相電圧を利用して動作し、特に高圧系統では重要な保護装置となります。(JIS C 4612)

その他、周波数継電器、逆電力継電器RPRなど、用途に応じた特殊継電器の試験も実施します。

サービス内容

1.点検(定期・調査・臨時)

・保護継電器(補助継電器含む)の点検を通じて、遮断器の誤動作を未然に防止します。
・不具合調査では、図面やメーカーカタログをもとに原因を想定し、現場での回路確認も含めて対応します。現場での回路現物確認も含めて調査します。
・臨時試験では、不具合が疑いのある保護継電器の健全性を確認し、機器取替や修理の要否を検討します。

特長

・電力会社の保護継電器点検と同様品質の点検・調査・報告をお届けします。
・接地動作感度を確認するための人工地絡試験が可能です。(6kVに限る)
・解決できない設備故障の原因を把握するための臨時点検・調査を実施し、解決方法を提案します。(常時発生していない故障はデーターロガーによる調査も可能)

お客さまの声

・当社の保安規程を理解して,品質の高い点検を行っている。
・点検毎の進捗報告があり,安心して点検を任せられた。
・点検報告書には試験値と判定基準が判り易く記載されていた。
・定期点検で,整定票と現物が違っていたのを発見できた。
・遮断器連動試験で,トリップ回路に不要な接続が発見できた。
・損傷部分の調査により,原因が特定できた。
・低濃度PCBを確認する会社がなく協力いただき助かった。

2.調整試験(工事)

中国計器工業では保護継電器のメーカーに係わらず、現地調整試験として主機設備と保護継電装置間の接続確認(極性・レシオ)、警報・表示確認、遮断器連動試験や実負荷試験を実施し、健全性を確認しています。
特に、接続確認では、PCT回路の接続極性誤りを数多く発見することがあり、「波及事故の未然防止」に繋がったとのお言葉をいただいています。

お客さまの声

・試験のステップ毎に進捗報告があり、効率の良い作業であった。
・短時間で作業が完了したので、余裕をもって試充電を実施することができた。
・メーカーに依頼するより安価で、コストを抑えることができた。
・他社盤設計図面および接続の間違いを事前に発見して頂けたので助かった。

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